【エントリー製品一覧】  会場で仕入れができます!
展示会会期:2016年7月6日(水)~8日(金)10:00-18:00(最終日のみ17:00終了)
会場:東京ビッグサイト
Company Name
(株)LUCY ALTER DESIGN
Product Name
バリスタのための急須「Green Dripper」
Category:  緑茶専用ドリッパー Feature: 日本製
Material: 国産材、国産磁器 Size: W10 × H10 × D10(cm)
150g
Price ¥8000

おもてなしの国、ニッポン。その起源である「茶の湯」は、影を潜めてしまいました。 しかし私たちは、一杯ずつ丁寧にコーヒーを淹れながら対話するバリスタの姿こそが、現代に息づくおもてなしの心だと考えました。
Message, Story and Episode:
1)背景
日本人は緑茶を、年間平均約105杯分も飲んでいます。(総務省統計局2013)
それほどにお茶に親しみながらも、ペットボトル入りのお茶やティーパック、給茶機のボタン一つで済ませるのが当たり前になりました。
急須で淹れたお茶のあの香り・味わいを、日本人は求めなくなったのでしょうか?いえ、そうではないと思います。
ひとくち飲むと「あぁ、やっぱり美味しい」と顔をほころばせ「大好きだけど、飲む機会がない」と残念がるのを度々目にします。

そこで、現代のライフスタイルに生きる私たちが愛飲するお茶をつくりたいと思いました。

2)日本茶の課題とポテンシャル
いまやお茶は大量消費されるペットボトル飲料か、伝統文化としての茶道に二極化しています。
いずれにせよお茶への関心は薄まり、わざわざ茶葉を買ってきて急須で淹れる必然性は感じられなくなっています。

小規模で個性ある茶葉が売れずに、大量で画一的な茶葉ばかりが求められると、土地土地で培った高品質で個性豊かな茶葉が廃れてしまいます。既に経営難や後継者不足で廃業し、放置された農園が散見されており、このままだと日本茶は衰退の一途を辿るでしょう。

ですが、日本人のアイデンティティや価値観の形成に大きく寄与してきたお茶は、いまなお非常に重要な存在であり、その味や香り、文化も根強く愛されていることは間違いありません。

3)デザインによる解決
私たちはバリスタがコーヒーと並列して日本茶を抽出するスタイルを考え'Green Brewing'と名づけました。
つまり、既存の日本茶カフェではなく、コーヒーのプロであるバリスタが、その世界観・方法論に沿ってお茶を淹れるスタイルです。
単に茶葉や急須をデザインするだけでなく、お茶を淹れる人や環境をリデザインすることを意味しています。

バリスタによる創意工夫が可能で、最高の味・香りを追求できる奥深いドリップスタイルが、自由で新しいお茶を生み出します。
Product Summary:
1)用途
バリスタが「お茶をドリップする」ための急須です。

2)使用方法・エクスペリエンス
Green Dripperは、磁器製のドリッパー部分、木製のベース部分の2つで構成されています。
これに、コーヒーをドリップするのと同様に、フィルターと茶葉を入れてお湯を注ぐだけです。

しかし、一般的なコーヒードリッパーでは、お湯はすぐに流れ落ちてしまうため、お茶を抽出することができません。
Green Dripperは、ドリッパーをベースにセットすると、自重によって穴がふさがり、お湯が流れ落ちない構造です。
そのため、お湯を注いでからじっくりと茶葉がひらくのを待ち、任意の時間でドリッパーを持ち上げてお茶を抽出し、
急須で入れたような甘みと深みを引き出すことが可能です。

3)ビジネスデザイン
以下の3つの点において、市場に受け入れられるお茶の在り方もデザインしました。

i) バリスタが既に持っている「コーヒーをドリップする抽出理論と道具」の一部を流用することで、
 新たに店でお茶を提供しはじめるにあたって、学び直す学習コストを下げたこと。
ii) ドリップ方式は、茶葉の後処理が素早く手間なく行えるため、
 商業空間であるカフェで、次々と来店されるお客様のオーダーに対して連続的にお茶を淹れられること。
iii) 抽出後にドリッパー部分を取り外しておき、別のオーダーに対応したあと
 元のドリッパーで湯温を変えて2煎目・3煎目など、味の変化を楽しむお茶ならではの飲み方を可能にしたこと。

4)品質
業務用でタフな利用を想定し、木材塗装や磁器の厚みを設計しています。
注いだお湯が重力に沿って上から下へ流れ落ちるだけで洗浄ができるような衛生的な構造であり、
取扱説明が不要なほどシンプルな設計に落し込みました。
磁器の収縮率によって必然的に生じる公差を吸収するため、接地面を円錐形にすることで製造ロス率を低減しています。